近年誕生し破竹の勢いで成長する「マッチングアプリ」。
昔からある出会い系とは何が違うのか?
当ページではそれを解説していきます。
■このページの目次
※各項目をタップすると自動スクロールします。
マッチングアプリの定義
そもそもマッチングアプリは近年誕生したサービスなので未だ明確な定義はありません。。
なので従来の出会い系も「マッチングサービス」という表現をします。
しかし近年登場したマッチングアプリの大きな特徴は「マッチングシステム」です。
従来の出会い系は掲示板や異性のプロフを見て相手に直接メッセージを送ってやり取り開始です。
しかしマッチングアプリはお互いが、例えば「いいね」をしあわないとメッセージのやり取りができません。
このシステムが「マッチング」と呼ばれるわけです。
ただ従来の出会い系も相手にメッセージを送って返信が来ればある意味「マッチング」です。
と、定義がないぶん曖昧なので、当ページ限定でお互いが「いいね」をし合いメッセージ交換ができるようになることを「マッチング」という前提で説明します。
報道のされ方にも違いが?!
筆者は出会い系に関するニュース記事によく目を通すのですが、そこでも違いが感じられます。
・出会い系…ネガティブなニュース(事件関連)の報道
・マッチングアプリ…ポジティブな報道(売り上げが昨年の○倍、若者の間で流行など)
と、区別されてる率が高い(というかほぼそう)気がします。
「出会い系にて…」と報道される場合はサービス名は余程の事がない限り、特定サービス名は伏せられています。
マッチングアプリ(サービス)も出会い系と言えるので、どちらのサービスが事件を起こしたのかは不明です。
マッチングアプリは経済影響を無視できない程成長しています。
「出会い系」という呼び名は世間ではイメージが悪い印象なので、「マッチングサービス」という新しい言葉でイメージを変ようとしてるんでしょうか。
というのは個人的な憶測ですが。。
※世界最大の海外マッチングアプリ「Tinder(ティンダー)」だけ
「マッチングアプリTinder(ティンダー)による犯罪が…」
と報道されている事を最近目にはします。
海外アプリだからでしょうか。。
マッチングアプリと出会い系の大きな違い
まずマッチングアプリの大きな特徴をあげていきます。
- マッチング主体
- 月額制(3,000円~4,000円/月)+課金制
- アプリによってはFacebook友達5人~が登録条件
- マッチングしてからメッセージ交換
- 全体的にピュア
- アプリ主体
次に出会い系の特徴です。
- 掲示板or直でやり取り開始
- 課金制(メッセージ1通50円~)
- 気軽に登録できる
- メッセージ交換は自由
- WEB版主体
- アダルトコンテンツあり(WEB版のみ)
が大きな特徴の違いです。
どちらも出会い系であることは変わりありませんが、マッチングが主体か否かで呼び方を変えてる傾向にあります。
ちなみに女性はマッチングアプリも出会い系も料金は無料です。
それとマッチングアプリは呼んで字の如くほとんどが「アプリ」のみでのサービスです。
対して出会い系はアプリも存在しますが、昔からある「WEB版」の方がサービスが充実しています。
(アプリでは不可能なアダルトコンテンツや外部とコラボしたゲームなど)
それでは各メリット・デメリットを解説していきます。
マッチングアプリのメリット
マッチングアプリのメリットは以下になります。
- 相手を探す手間が比較的楽
- 月額制会員になればメッセージし放題
- マッチングすれば話が早い
- 各アプリでサービスの特色がある
- Facebook認証などで安心
- ピュア
それでは各メリットを解説していきます。
相手を探す手間が比較的楽
マッチングアプリは名前の通り「マッチング」が主体です。
女性の顔写真・プロフィールでいいか無しかサクサク選び、相手もアナタを選べば晴れてマッチング成立し相手とやり取りができる、という流れです。
月額制会員になればメッセージし放題
マッチングが成立するとお互いメッセージをやり取りする事が出来ます。
メッセージのやり取りをする為には月額制を払う事になりますが、メッセージは送り放題です。
お互いが好みである事が確定しているので、会話も弾みやすいというメリットもあります。
各アプリでサービスの特色がある
各アプリで特色があり、AIでアナタの好みの異性を絞ってくれたり、GPSを使ったすれ違い通知なんてサービスもあります。
どのアプリも登録~マッチングまでは無料(年齢認証は必要)なので、自分に合ったサービスを見つける楽しさもあります。
Facebook認証などで安心
マッチングアプリによっては登録の際にFacebook認証があります。
Facebookの友達が複数人(各アプリごとに最低人数は異なる)いないと登録すらできません。
(もちろんFacebook上でマッチングアプリを始めたという事はバレない仕組みになっています)
そのような基準があるため、一般ユーザーを装ったデリ業者や悪質なサイトに誘導するサクラ業者が比較的少ないというメリットがあります。
また登録基準という面倒を乗り越えて登録するユーザーは、それほど真剣に彼氏彼女を探したいという傾向があるので会員は全体的にピュアな人が多いのも特徴です。
マッチングアプリのデメリット
一方マッチングアプリのデメリットは以下になります。
- 登録のハードルが高い
- 月額制の罠
- 月額制以外にも課金がある
- 会員数がまだ少ない
- マッチングしても返事がない事も
それでは各デメリットを解説していきます。
登録のハードルが高い
メリットで説明したはFacebookにて友達が複数人(最低5人~以上)が条件なのは、悪質ユーザーやサクラを防ぐ手立てにはなりますが、気軽に登録したい人にはデメリットでしかありません。
そもそもFacebookアカウントを持っていない、Facebookアカウントを持っているだけで友達がいない…なんて人は門前払いという悲しい障害があります。
中には「運営による審査と、既存会員から過半数の賛同を得ないと会員になれない」という超ハイレベルなマッチングアプリも存在します。
月額制の罠
月額制でメッセージし放題は魅力ですが、裏を返せば必要がなくなっても月額分の料金は変わらないという事です。
月額制は複数月を先払いすればするほど割安になります。
3か月分の月額制を先払いして1日目で恋人が出来てマッチングアプリが必要なくなった…としても支払ったお金は返ってきません。
かといって単月だと高めの料金です。
単月で相手が決められなく、次の月も単月支払い…次の月も…なんて料金を損をする可能性もあります。
また多くのマッチングアプリは月額制以外にも従量課金があります。
この従量課金の仕組みは、基本相手を選ぶ回数が一日ごとに決まっていて、それ以上相手を選びたいなら課金してね、という内容です。
一日ごとに選べる人数は決して多くないので、そこに不満を覚える人も多数います。
月額以外にも課金がある
マッチングアプリのほとんどは、マッチングする為の「いいね」などに一日の回数制限を設けています。
大体20回ぐらいが目安です。
つまり20人全て好みじゃなかったら、その日はそれ以上マッチングが出来ません。
そして日付が変わると新たに「いいね」などができるようになります。
その「いいね」の利用回数を増やすのが、月額制とは別の課金になります。
また、アプリによっては「プレミアサービス」的な課金もあり、これに課金する事により通常の会員よりマッチング率が高まります。
(自分が検索上位に表示されるなど)
なので中々マッチングできないユーザーは、これらの課金システムの誘惑に負け、月額以外のお金が飛んでいく可能性があります。
会員数がまだ少ない
マッチングアプリ自体、近年スタートしたサービスなので、全体的に会員数は少なめです。
男女比率は9:1、多くても8:2ぐらいだと思いますので、登録地域に女性がそんなにいない…なんて事もありえます。
マッチングしても返事がない事も
スペックの高い異性はライバルが多い傾向にあります。
特に女性は複数の男性とマッチングする事がほとんどなので、必ずしも男性全員に返信するとは限りません。
そのためマッチングしても返事がない…なんてことは結構あります。
従量課金してまでマッチングした相手なら悲しい気持ちでいっぱいです…
マッチングアプリのデメリットはザっとだとこんなところです。
出会い系のメリット
次は出会い系のメリットです。
- 登録が簡単
- 使いたい分だけ課金
- 会員数がとてつもなく多い
- 誰にでもメッセージを送れる
- アダルトコンテンツあり
- 軽いユーザーが多い
それでは出会い系の各メリットについて解説していきます。
登録が簡単
出会い系はマッチングアプリのようにFacebook認証などがありません。
18歳以上であれば誰でも簡単に登録でき、敷居が低いといえます。
※「敷居が低い」は本来の意味とは違いますが近年の表現という事で^^;気になる人は「敷居が高い 意味」で検索してみてください!
またサービスによっては
- Facebookアカウント
- Twitterアカウント
- yahooアカウント
- googleアカウント
で簡単登録・ログインも可能です。
※もちろん各アカウントで出会い系を使っている事はバレない仕組みになっています!
使いたい分だけ課金
課金も従量制なのでマッチングアプリのように毎月~4000円も必ず飛ぶという事はありません。
慣れてくれば1000円ぐらいでも十分遊べます。
(最低購入額は500円~1000円)
慣れてなくても都度課金という事もあり、歯止めはいくらでも効きます。
会員数がとてつもなく多い
優良な出会い系はどこも長年運営しているので、会員数が膨大です。
会員数が多いメリットとして、地方の方でも女性が多いという点が挙げられます。
会員数が少ないサービスは、登録地域に女性が10人もいない…なんて悲劇があるからです。
最近の出会い系は1000万人、多いものは1500万人を超え、その数は最大手のタップル誕生(350万人)のの4倍以上に上ります。
マッチングアプリも含め出会い系の男女比率は9:1~8:2ぐらいです。
これだけ見ると女性って少ないじゃんと思いますが、会員数が1000万人で単純計算すると100万人から200万人もの女性が登録している計算です。
さらに出会い系を使うメインの年齢層に絞れば、ちょっと古いですが2010年の統計だと18~45歳女性は約2千万人なので10人~20人に一人は登録している計算です。
もちろんアクティブユーザー(現在も利用しているユーザー)は登録数より少ないですが、それでもコア年齢層の100人に1人~2人ぐらいは、たった今現在も利用していると思われます。
100人に1人~2人は統計的に結構多いな割合だと思うので、アナタの知っている女性も実はコッソリ出会い系を使っているかも…です。
誰にでもメッセージを送れる
そのように膨大な女性にマッチングアプリのようにマッチングしないとやり取りが出来ないのに対し、出会い系は誰にでもメッセージを送ることが出来ます。
つまり高嶺の花のような女性でもメッセージ次第では出会いが成立する、という事です。
アダルトコンテンツあり
出会い系の最大の特徴はズバリ
「アダルトコンテンツ」
です。
というのもマッチングアプリのほとんどはアプリのみのサービスのみです。
アプリはgoogleplay・App storeの厳しい基準をクリアしないとアプリを公開できません。
厳しい基準は「アダルト」に対してもっとも厳しくなっています。
しかし出会い系はWEB版が主体で、WEBならアダルトはNGという事はありません。
なので裏プロフィール(つまりアダルトな部分のプロフ)的なコンテンツもあり、それを利用している女性は結構多いです。
ただし裏プロフィールを見るには通常のプロフィールを見る(10円~)に対し少し割高ですが。
それでも裏プロフィールを見てるだけでもリアルな女性の本音が垣間見れて結構楽しいです。。
ライトなユーザーが多い
マッチングアプリのように真剣な出会いを求めるユーザーに対し、出会い系は軽い関係を望む人が多い傾向にあります。
つまりワンナイトラブ的な関係や体の関係的な出会いです。
体験した人は分かると思いますが、そういう関係を求める女性って結構多いです。
出会い系のデメリット
次は出会い系のデメリットです。
- マッチングアプリと比べて悪質なユーザーもいる
- 出会う為には慣れが必要
- 真剣な出会いは少なめ
それではこれらのデメリットを解説していきます。
マッチングアプリと比べて悪質なユーザーもいる
出会い系の最大のデメリットは悪質なユーザー、つまり「サクラ」です。
サクラは大きく分けて2タイプいます。
- 運営自身が行うサクラ
- 外部業者が行うサクラ
です。
運営自身が行うサクラ行為は極めて悪質で、サクラとしか話せないシステムです。
出会い系サイトの99%はコレに当たります。
もちろん当サイトで紹介している優良出会い系は、それを行っていません。
元出会い系業界で働いてた当サイトの作者による経験もあります。
ビジネス観点からも優良出会い系はどれも2000年~2003年から運営と、長年の努力の賜物があります。
サイト名 | 設立年 |
---|---|
PCMAX | 2002年 |
ハッピーメール | 2000年 |
ワクワクメール | 2001年 |
YYC | 2000年 ※1 |
今さらサクラ行為なんてしようものなら今までの信頼が崩れ倒産してしまうので、現在はサクラ行為なんて不利益でしかありません。
しかし優良出会い系は外部の悪徳業者の的になりやすいのが現状です。
それが外部業者が行う「サクラ行為」です。
外部業者によるサクラ
外部の悪質業者は偽のプロフィールで登録し、優良出会い系の会員を外部の悪質サイト(サクラとしか話せないサイト)に引きずりこもうとします。
なのでどんなもっともらしい理由でも外部サイトに登録させようとする相手は、やり取りを中止してください。
しかし悪質業者はあの手この手と新しい手法で悪質行為を繰り返します。
この外部業者が行うサクラは実際のサクラの意味と異なりますが、ユーザーにとってはサクラと同意義なので、サクラとして認識されています。
(サクラとは本来自分たちが運営する店などを偽の客で盛り上がってるように見せる行為、もう少し語源を突き詰めるとちょっと違いますが。。)
サクラの種類や手口にについて詳しく書いた記事はこちらです。
また外部悪質サイトに誘導するサクラ以外にも「デリ業者のサクラ」が存在します。
デリ業者のサクラ
デリ業者は素人の出会いと見せかけて行為に金銭を要求する相手です。
素人が単独で行っている場合もありますが、組織的に行っているケースが多々です。
組織的なのは基本指名があまり入らない嬢を出会い系で客を引っ張るという仕組みです。
もちろん優良出会い系の運営は、外部の悪質業者もデリ業者も、そんなの害でしかないので、そのような偽会員を見つけ次第ガンガン強制退会にしています。
ではマッチングアプリはそのようなサクラはいないか、というとそうでもありません。
確かに出会い系と比べれば少ないですが、使っていて「あ、コイツ業者だ」と思う事は結構あります。
悪徳業者は少しでも隙があればガンガン来ますからねぇ…
出会う為には慣れが必要
出会い系はマッチングシステムがないので、自分で出会いたい異性を探し、コンタクトを取る必要があります。
相手はもちろん人間なので、全ての人がアナタに返信してくれるわけではありません。
(それはマッチングシアプリも同じですが。。)
なので効率よく出会いたいのならば返信率が高いコンタクトメッセージを習得する必要があります。
使っている内に自然と身につくと思いますが、身につくまでは苦労もあると思います。
真剣な出会いは少なめ
出会い系は気軽出会いを求めるなユーザーが本当に多いです。
メリットでも解説した通り
- ワンナイトラブ的な関係
- 体の関係
です。
なので真剣な出会いを求める人はマッチングアプリをお勧めします。
あくまでも恋活目的の人のデメリットとして挙げましたが、多くの男性はコチラの方がお望みだと思います笑
マッチングアプリと出会い系の違いまとめ
長々となってしまいましたが、要は
「マッチングアプリの意味の定義はない」
強いて分けるなら、マッチングアプリと出会い系の本当に簡単な違いと言えば
- マッチングシステムの有無
- 月額制か従量制か
です。
マッチングアプリに向いている人は
- 月~4000円の支払いが苦じゃない
- 簡単に相手を見つけたい
出会い系に向いてる人は
- 使いたい時にだけ使いたい
- ライトな出会いをしたい
- 地方在住の方
だと思います。
どちらが良いというより、一長一短です。
マッチングアプリも出会い系も登録は無料なので、とりあえず使ってみて選んでみるのが良いと思います。