出会い系でチャットしていて、全く会えない時は
「この相手…サクラ?!」
という不安が横切ると思います。
確かに出会い系がこの世に生まれてから、サクラは切っても切れない縁となってしまっています。
しかし大分前から、サクラがいる出会い系は「サクラが紛れてる」ではなく「サクラしかいない」というシステムになっています。
サクラしかいないシステムの理由
まず前提として、出会い系マッチングサイト・アプリは、法律により未成年が利用できないよう、ユーザーは身分証又はクレジットカードによる年齢認証が義務付けられています。
しかしサクラ行為を行っている悪徳な出会い系は、そのような年齢認証を行っていません。
その理由は、2つあります。
理由1. ユーザーに手軽にポイント購入まで行かせる為
「身分証又はクレジットカードによる年齢認証」なんて、普通は身構えてしまいますよね。
しかし、真っ当に運営している出会い系マッチングサイト・アプリは、これを徹底してます。
最初にこのような年齢認証を行わないと、異性と会話すらできません。
一方、サクラを使った出会い系は、その年齢認証を省き、ユーザーを素早くポイント購入まで導いてきます。
そして、そのような行為が明るみに出る前に、サイト又はアプリを閉鎖し、運営会社を変え、新しい悪徳サイト又はアプリを立ち上げて…というサイクルを行っています。
こうして、法律を無視してユーザーからお金を搾取し続けるのです。
参照2:出会い系サイト規制法施行規則|なくそう、子供の性被害。
理由2. 会えないから出会い系じゃない?!
これは法律の穴なのですが
「出会い系=異性が交際目的などで会う約束をする」
みたいな節で法律が解釈できなくも無いようです。
なので、大手SNSの一部は
「異性と交際目的で会う場合は運営に身分証を提出」
という注意書きというか建前みたいのを掲げているのを見た事があります。
つまり
「会えなければ出会い系ではない」
という、突拍子な考え方が可能です。
つまり、サクラなら会えない=出会い系ではない
と言った、とんでもない理屈でしょうか。
現に一部の悪徳出会い系は、利用規約に
「運営サポートが会員を楽しませます」
「当サイト(アプリ)はヴァーチャル(仮想)を楽しむものです」
※ザックリとした要約です
なんて、恐ろしい事が書いてあるケースもあります。
つまり、サクラしかいない
前置きが長くなりましたが、ここからが悪徳出会い系の本質です。
会員の中にサクラを混ぜても、実際のユーザー同士が、会う約束をし、実際に会ってしまっては、出会い系になってしまいます。
なので
「ユーザー同士が会うことが無いように、ユーザーはサクラとしか会話出来ない」
というのが、悪徳出会い系のシステムです。
現に、このようなシステムを販売していた業者が2015年に逮捕されています。(もちろん氷山の一角です。)
もう全てサクラ
このように話せる相手は全てサクラです。
ユーザー検索に出てくる会員も全てサクラです。
なのでユーザーとの会話は、サクラスタッフの意のまま。
サポートデスクもサクラ
やりとり相手と、時より来るサポートデスクからのメッセージ。
これも実は同一人物のサクラが送信しています。
運営側としては同一人物にすることで伝達事項がなくなり、ユーザーに考える暇も与えず、どんどんポイント購入へ話を進めていきます。
そして、ありもしない課金ルールを、その場その場で次々と繰り出して、ユーザーから効率よくお金を巻き上げます。
ただし、立証はほぼされない
全てサクラという事を証明することは極めて困難なのです。
現に悪徳出会い系は、今までに数千ものサイト・アプリがリリース・閉鎖されていますが、サクラでユーザーを騙した罪で捕まった業者は、出会い系が生まれてから指折り数えるぐらいしか捕まっていません。
それくらい「サクラとしか話せない」を立証される事はありません。
そもそも「相手がサクラ」と証明する事すら困難なので。
今のところ、自分の身は自分で守るしかない
このようにサクラとしか話せないと証明するのは難しく、法律による規制などもほとんど整備されていません。
サクラとしか話せないなんて信じられないかもしれませんし、一個人では証明しようもないのです。
ですが悪徳出会い系はサクラとしか話せないというのは、出会い系業界では常識でした。
なので厳しい言葉ですが、現状は自分の身は自分で守るしかありません。
当サイトが優良出会い系かどうかを一番重要視しているのはアプリ・サイト内の年齢認証です。
どうかご参考にしてください。
関連記事⇒身分証やクレカでの年齢認証がない出会い系は「出会えない」
サクラ詐欺に会ってしまったら
サクラに騙されて、多額のポイント購入をしてしまった…という方は、国管轄の無料詐欺被害相談所である「消費生活センター」に相談しましょう。
相手が悪質と判断されれば、返金の可能性が大いにあります。
⇒出会い系マッチングサイト・アプリの返金相談を消費生活センターに相談する前に必要な事